2022年6月から100g以上の機体は機体登録が義務化されました(それまでは200g以上)。これは自動車で言うならば、運輸局でナンバープレートを取得するようなものです(ドローンでもナンバープレートのように登録記号の明示義務あり)。自動車の場合は公道を走るか否かが鍵ですが、空には公道の概念がない(将来的に整備される可能性はある)ため、屋外でドローンを飛行させるためには100g以上の機体の場合は機体登録を行う必要があります。
新しくドローンを買った場合、まずはこの機体登録からはじまりますので、機体登録のやり方を解説していきます!
また、機体登録には身分証(マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど)による本人確認が必要となります。その際、マイナンバーカードがスムーズかつ申請手数料の優遇もあるので、マイナンバーカードをお持ちでない方はマイナンバーカードを取得してから機体登録に臨むことをおすすめします。※ドローンに限らず電子申請を行う際に、マイナンバーカードは色々と重宝するのだろうと、機体登録をしてみて感じました。
今回は【PCにて、個人登録、マイナンバーカードあり、DJI Mini3 Pro】の機体登録を行っていきます。
①まずは、国土交通省のドローン情報基盤システム(DIPS/Drone Information Platform System)のサイトにアクセス(以降DIPSと表記します)
※随時リニューアルが行われているサイトのため、内容が異なる場合があります(2022.11月30日時点)
②初めての方はアカウントの開設を行ってください。
②-1.規約が表示されますので、内容を確認の後、内容理解のチェック欄にチェックを入れて次へ進む
②-2.アカウント情報を入力
(補足)マイナンバーカード情報連携がありますが、認証用ではなく自動入力のサポート機能なので、これくらいの入力量ならば自動入力を使わないほうが早いと思います。アカウント開設が完了すると登録したメールアドレスにアカウント開設完了のお知らせメールが届き、そこにログインIDが記載されています。
⑤-1.STEP1/本人確認方法選択
今回はマイナンバーカードを使うので「マイナンバーカードの2次元バーコード認証」を選択
※私はiPhone11を使っているので、NFC対応スマートフォンですが、古いスマートフォン等を使っている場合、NFCに対応していない可能性があります。対応機種かどうかは緑枠から外部リンクで確認することができます。(またはこちらから マイナポータルへリンク)
⑥STEP2/所有者情報の入力
⑤-2.STEP1/二次元バーコードの読み取り
マイナポータルアプリの画面に読み取りアイコンが出ているのでそちらからPC画面に出ている二次元バーコードを読み取り
↑結構気づきにくい。。。
自動入力された内容に間違い、不足が無いか確認
先日購入したDJI Mini3 Proを機体登録するので【製造者名、型式名】を入力。機体の種類は【製造者名、型式名】を入れると自動入力されます。製造番号はDJI Mini3 Proの場合はバッテリーを外したところの天面にあり(DJI機は基本的にバッテリーを外したところにあります)。
DJI Mini3 ProはリモートID内蔵機体で改造はしていないのでそのまま使用者情報入力へ
⑧STEP4/使用者情報入力
所有者と使用者は同一なので、そのまま入力した情報の確認へ
情報に間違いがないか確認
登録申請を行うと、メールが自動送信されます。届いたメールのリンクをクリックすることでメールによる認証は完了します。
⑩手数料納付
手続が完了すると国土交通省航空局無人航空機登録制度担当から申請受付、手数料納付のお知らせというメールが届きます。(私の場合、手続き終了後1時間位でメールが到着)
こちらの納付完了をもって、機体登録手続きは完了となります。
※手数料は本人確認方法によって異なります。
・マイナンバーカード→1台あたり900円(同時申請2台目以降 1台あたり/890円)
・運転免許証→1台あたり1450円(同時申請2台目以降 1台あたり/1050円)
・パスポート→1台あたり1450円(同時申請2台目以降 1台あたり/1050円)
・その他→→1台あたり1450円(同時申請2台目以降 1台あたり/1050円)
⑪登録記号の明示
手数料の納付が終わると、新規登録完了のお知らせというメールが届きます。メールにもある通り、登録記号の表示が必須となりますので、こちらを忘れないようにしましょう。表示にもルールがありますので、間違いが無いように下記もご確認下さい。
<登録記号の表示ルール>
文字の大きさ
・25kg未満の機体→高さ3mm以上の文字で明示
・25kg以上の機体→高さ25mm以上の文字で明示
明示場所
・取り外しが容易にできない、外部から確認しやすい場所(機体天面など)
明示方法
・マジックやシールなどで鮮明に、かつ耐久性がある方法で明示
私はテプラで天面に明示しています。以上、機体登録の方法の解説でした。
2022年6月の改正でそれまでは機体登録不要だった機体(DJI Mini2など)も、現在は機体登録無しでは飛ばせないので、必ず機体登録をして飛行をさせるようにしてください。
また、機体登録だけでなく、リモートIDの書き込みも必要になるので、リモートIDの書き込み方法もあわせてご確認ください。
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